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ジャーロ [好き放題の映画レビュー]

こんにちは、腐りかけのりんごです。
私は、ホラー映画が大好きです。

ホラー映画の監督で誰が好きかと問われたときに咄嗟に浮かぶのは、
ダリオ・アルジェントとサム・ライミです。
最近はジェームズ・ワンも好きですが、
やはりアルジェントとサム・ライミは特別な存在です。

初めてダリオ・アルジェントの作品を観たときには、
正直、衝撃を受けました。
最初に観たのは、『サスペリア』です。

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観たことがないという方も、
このテーマソングには聞き覚えがあるはずです。



当時、アメリカのホラー映画ばっかり観ていた私は、
『サスペリア』の持つ耽美的な美しさに感動しました。
『サスペリア』についてはまた後日詳しくレビューをしたいのですが、
ともかくも、
『サスペリア』を観て以来、
私は貪るように、猿のように、ダリオ・アルジェントの作品を観ました。
一時は、アルジェントに会いにイタリアに行きたい
とまで思っていました。

が、新しく制作された作品を観ていくうちに、
「ん・・・・・・・????」
と思うようになりました。
いや、
「・・・・・・・('A`)」
となったと言った方がいいかもしれません。

さきほども言ったように、
アルジェントの作品は耽美的な美しさに特徴があります。
感覚に直接突き刺さるような色彩をベースに、 〈殺し〉が美しく展開されていきます。
アルジェントの映画の中で行われる〈殺し〉のシーンは、
観ているだけで、
ガラスの上を裸足で歩いているような、
あるいはナイフで頬を撫でられているような、
ありもしない痛みや冷たさを私たちに感じさせてくれるのです。

ですから、
ストーリーが整合性をとれていないことは多々見られます。
合理的な整合性にはそれほど重きを置いていないのでしょう。
頭で考えるよりも感覚で捉える作品なのだから、
多少の無理な展開は仕方があるまい、
そう思って私もアルジェントの作品を観てきました。

が。
いやもう、何だか意味分からないッスよ!
無理があるとかそういうんじゃなくて、

ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア?????

って言いたくなるような、
そんなストーリー展開になってきちゃったんですよ。
感覚で捉えるとかそれ以前に、
あまりに奇想天外で滑稽なストーリーが気になって気になって、
「おい、これどういうことやねん!!!!」
とツッコまずにはいられなくなってしまったのです。

どういうことかよく分からない方も多いと思うので、
今日は
ダリオ・アルジェントが2009年に制作した『ジャーロ』をご紹介したいと思います。

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ネタバレアリで最後までご紹介致します。
グロ耐性ない方は早めにご退出いただいたほうがいいかもしれません。
どうぞダリオ・アルジェントの世界をご堪能下さいませ・・・・・・・。
あ、以前mixiに投稿したレビューを元に作成しますので、 内容が重複するところもあるかと思います。


舞台はイタリア・ローマ

外国人女性ばかりを狙った連続殺人事件が続いていた。
被害者はこれまでに5人。
皆美人で、遺体を切り裂かれた状態で発見された。
スクリーンショット 2014-08-19 2.44.43(2).png
※映画の冒頭で登場する被害者が、何と日本人。
棒読みで「タスケテ~タスケテ~」と言うものだから、
世界の誰よりも早く、日本人はゲンナリできてとってもお得です★



犯人はタクシー運転手で、タクシーに乗った女性を餌食にするというやり方で犯行を重ねていた。
スクリーンショット 2014-08-19 3.04.25(2).png
※開始6分で、犯人の顔をみることができます。
とりあえず、犯人が女や子どもではないことは明かですね。


外国(どこか不明)からローマでモデルをやっている妹・セリーヌに会いに来たリンダ。
二人は夕飯を共にする約束をしていたが、
セリーヌが乗ったタクシーは連続殺人犯のものだった。

20140819_031213.jpg
※あかんセリーヌ! それは乗ったらあかんて!!!

セリーヌはほかの被害者と同様に、
薬で眠らされ、犯人の隠れ家に運ばれてしまう。
隠れ家はほかにも監禁されている女性がいた。

スクリーンショット 2014-08-19 3.18.52(2).png


一晩経ってもセリーヌが帰らないのでリンダは警察に駆け込む。
そこでリンダは、
地下の部屋で連続殺人事件をたった一人で担当しているエンツォ
知り合う。
スクリーンショット 2014-08-19 3.24.57(2).png
※そう、この映画、何と主役がエイドリアン・ブロディなんです。
なにがどうしてこの映画に出てしまったんでしょう・・・・・。
つーか、何でたった一人で捜査してるんだよ
どんだけ怠慢なんだイタリア警察!!


エンツォは、リンダからセリーヌの写真を受け取り、
タクシーに乗っているときにいなくなったことだけ聞くと、
もう帰るように言う。
リンダが去った後、
エンツォはセリーヌの写真を再び手に取り、
「美しすぎる・・・・・・かっこうの標的だ」と呟いた。

一方監禁されているセリーヌの目の前では、
恐ろしいことが始まろうとしていた。
セリーヌよりも前に監禁されていた女性が、
「もうお前は美しくない」と犯人に言われ、
唇をハサミで切られたのである。
スクリーンショット 2014-08-19 3.36.20(2).png
※ア゛イ゛ダダダダダダダダダダダ!
まあ、実際にジョッキンするシーンは映ってないんですけどね。 音だけです。
しかし音だけでも痛い!


どうやらエンツォには何やら過去があるようで、
時々フラッシュバックが起こる。
美しい女性が血を流して死んでいくシーン。
そのシーンを見てしまった幼い少年・・・・・・・・。
スクリーンショット 2014-08-19 3.41.51(2).png
※エンツォにはどんな過去があるのか、気になりますよねえ皆さん!


エンツォにただ「待っていろ」とだけ言われたリンダは、
納得が行かずエンツォを尾行。
妹を心配するリンダの気持ちを察したエンツォは、
リンダとともに捜索を行うことにする。
注:リンダは観光に来た外国人で、一般人です。

連続殺人の犯人は、どうやらド変態のようで、
自分が殺した被害者の画像をパソコンで見ながら、
エロ本を読み、
さらにはおしゃぶりを加えてオナニーをしている。
スクリーンショット 2014-08-19 3.46.32(2).png
※お前、もりだくさんやなあ!

リンダはエンツォと捜査を始めたが、
エンツォの捜査は型破りなものだった。
役人に賄賂を渡し、捜査に必要な書類を手に入れるのだ。
この型破りさ故に皆エンツォと組むことを嫌がり、
結果、エンツォは一人で捜査をしているのだと言う。

エンツォは捜査資料をリンダに見せ、
これまでの被害者が全員若くて美人だったこと、
遺体はそれぞれ異なる場所で発見されたことを伝える。
いっけん何の意味もないように思えるが、
遺体の遺棄された場所にはきっと意味がある
エンツォはそう考えていた・・・・・・・

セリーヌの前に監禁された被害者が死んだため、
ついにセリーヌの順番がやってきた。
泣き叫ぶセリーヌ・・・・・・・!
スクリーンショット 2014-08-19 4.02.14(2).png
※おねえちゃん早く!! 早く助けてあげて!!!!


6人目の遺体が発見された。
発見された場所は修道院前の広場
エンツォはリンダを連れて現場に向かう。
注:リンダは観光に来た外国人で、一般人です。

慌てて駆けつけたエンツォが遺体の入った袋を開けると、
それはセリーヌではなく、日本人女性の遺体だった。
無残に切り裂かれた顔・・・・・エンツォが遺体を詳しく調べようとすると、
遺体の目がクワッと見開いた!
まだ生きてるぞ!」
20140819_041608.jpg
※いやいやいや、おかしいでしょ?
エンツォ来るまで、現場にいた警官は生死すら確認しなかったの?
ねえ、おかしいでしょ。
イタリア警察ってそうなの? ねえ!


荒い息づかいの中、何かを必死に伝えようとする女性。
日本語の分からないエンツォは、
女性の最期の言葉をボイスレコーダーに録音するが、
その言葉を最後にその女性は息を引き取った。

ボイスレコーダーに録音したダイイングメッセージを、
魚市場に持っていくエンツォ。
寿司用の魚を売っている日本人にメッセージの翻訳を依頼する。

スクリーンショット 2014-08-20 0.24.17(2).png
※またしても日本人です。
それにしてもイタリア警察には通訳担当警官すらいないのでしょうか。
エンツォ、またもや貴重な捜査資料を民間人に漏洩しています。


日本人女性は、死ぬ間際にこう言い残していた。
「助けて、それは私の体じゃない。犯人は黄色・・・・」
※日本人には聞き取れてしまうのですが、
なぜか被害者は「彼はおうしょく」と
言っています。
「黄色」を「おうしょく」って言う日本人、
初めて会ったよ!!


一方、犯人に監禁されたままのセリーヌ。
犯人はセリーヌを縛り、「美しい」と愛でながら写真を撮っていた。

スクリーンショット 2014-08-20 0.32.52(2).png
※ハイ、ついに犯人のご尊顔を拝むことができます!
エイドリアン・ブロディ、まさかの一人二役です!!!!!
エンツォと犯人がうり二つという衝撃の事実に驚きを隠せません!


セリーヌに「醜い、化け物、吐き気がする!」と散々罵倒された犯人の頭の中に、
幼い子どもの声が響き渡る。
「イエロー! イエロー!」・・・・・・・・。
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※あまりにも明るい「イエロー」コールに先行きが不安でなりません・・・・・・。

さらに犯人の頭には、
生まれたばかりの子どもを施設に預ける、
麻薬中毒者の女
の姿を思い浮かぶ。
その間も、
「イエロー! イエロー!」とはやし立てる声が聞こえ続けている。
犯人は、幼いころ同じ施設の子どもたちに「黄色い顔」と馬鹿にされたことを思い出していたのだった。
スクリーンショット 2014-08-20 0.59.32(2).png 
※Σ(゚Д゚) こ、これは、6番目の被害者が発見された現場じゃないですか!
な、なるほど! この修道院は犯人が幼少期を過ごした場所なんですね!
ググググ・・・・・!!


「彼はイエロー」、その言葉の意味を考えていたリンダはハッ!と閃く。
スクリーンショット 2014-08-20 17.39.25(2).png

「顔が黄色いんだわ、肌が黄色くなる病気・・・・・・黄疸が出ているのよ!」

黄疸が出ているということは肝機能障害があるということになるので、
エンツォとリンダは肝臓を患っている患者の記録がある公立病院に向かう。

一方、監禁されたままのセリーヌは、
犯人により指をハサミでちょん切られていた!
スクリーンショット 2014-08-20 17.44.58(2).png
※うああああああああああああああああああああ!

病院に来たものの、
裁判所命令がなければ患者のリストは渡せないという病院スタッフ。
慢性的な患者ならば週に3回注射を打ちに来る、としか情報を提供しない。
病院スタッフの態度にキレるリンダ
「私の妹の命がかかってるのよ!
 見せなさいよ!!!
 妹が殺されたらあんたのせいよ!!」

スクリーンショット 2014-08-20 17.49.50(2).png
※ああ・・・・・・被害者の親族を捜査に参加させるからこんなことに・・・・・・。
しかし、エンツォはたった一人で事件を担当している割に、
まったく権限与えられてないんだなあ・・・・・・。


と、そこにたまたま(!)受診しに来ていた犯人
エンツォは刑事の勘からか犯人を呼び止めるが、犯人は逃走。
慌てて追いかけたものの、犯人を取り押さえることはできなかった・・・・・・。

再び病院スタッフの元に戻るエンツォとリンダ。
逃げた犯人の情報を求めるが、守秘義務を理由に口を閉ざすスタッフ。
エンツォは病院スタッフにこれまでの被害者の悲惨な遺体写真を見せ、
「これはあいつの仕業だ! あいつは誰だか知ってるなら教えろ!」と恫喝。
スタッフは、犯人の情報をコピーして二人に渡すのだった。
これにより、犯人の名前はフラビオ・ボルペと判明し、
住所も明らかになる。

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※病院で声掛けたら逃げたってだけで、
犯人確定です!!


犯人の自宅が特定できたので慌てて銃を手に駆けつけるエンツォ
ボルペの自宅に潜入する。

一方、セリーヌは自分で縄をほどき逃走する。
スクリーンショット 2014-08-20 18.17.22(2).png
※言うの忘れていましたが、このセリーヌ役の女優さん、ちょうかわいいです。「ワイルドスピード」に出てるんですねえ。観たことありませんが。

ボルペの自室に踏み込んだものの、
ボルペとセリーヌの姿はない
エンツォは部屋にあったボルペの薬を流しに捨てる

一方セリーヌはやっとのことで建物に出るが、
そこは一般の住宅ではないようで、出口を見つけることができない。
スクリーンショット 2014-08-20 18.38.55(2).png
※あ、あれっ、さっきエンツォが入っていった場所と違う・・・・・・!
そうか、犯人は自宅にセリーヌを監禁しているわけではないのか!
く、クッソオオオオ!


エンツォは犯人の部屋にあるパソコンの中に、
縛られたセリーヌの画像が保存されているのを見つける。
その画像を見てショックを受けるリンダ
ともかくもエンツォの読み通り、ボルペが犯人であることが確実になった。

出口が分からずさまよっていたセリーヌは、
再び犯人に捕らえられてしまう。
スクリーンショット 2014-08-20 18.47.17(2).png
※顔が黄色いことよりも、鼻の方がよっぽど気になるのは私だけですか・・・・・・?

応援の到着を待つ二人。
スクリーンショット 2014-08-20 18.52.04(2).png
※鑑識が来る前に現場で煙草を吸うな!!!!!!!!
ちなみに、エンツォは被害者の遺体が保管されている部屋(法医学教室?)でも煙草吸っていました。
イタリア警察ってこうなの? ねえ!!!!


ボルペのパソコンに残されたセリーヌの画像を見ていたエンツォは、
その背後に見慣れない機械が映っていることに気づく。
スクリーンショット 2014-08-20 22.32.44(2).png
※おお、これは重要な手がかりになるんじゃないかーΣ(゚Д゚)

画像の解析は鑑識に任せることにし、
エンツォはリンダと酒を飲みに行くことにする。
そこでエンツォの衝撃的な過去が語られる。
エンツォの母親はエンツォがまだ幼いときに惨殺された。
家にやってきた男にいきなり刃物でめった刺しにされたのだ。
エンツォはその場面を目撃し、犯人の顔もまた目撃していた。

親を失ったエンツォはニューヨークの伯父に引き取られるが、
素行が悪く、その後イタリアに帰国。
そこでたまたま、母親を殺した犯人を発見する。

憎き犯人を見張り、チャンスをうかがい続けた少年・エンツォ。
スクリーンショット 2014-08-20 22.39.12(2).png

ある晩、ついに「そのとき」が訪れた。
エンツォは男が一人になったすきに刃物を持って突撃、
巨体の男をものともせず、格闘の末、
男をめった刺し
にしたのだ!
スクリーンショット 2014-08-20 22.42.48(2).png
※何でこんな黒田勇樹みたいなヒョロっこい少年が、ごっついハゲのオッサンを倒せたのか、いくら考えても分かりません(ハゲは関係ないやろ!)。でも、きっと母親に対する思慕の情が不可能を可能にしたんだと思います。涙が止まりません。

少年・エンツォが男をめった刺しにするその現場を、
ちょうど警官が目撃していた。
が、
なぜその男を殺したのかを説明すると、
その警官はエンツォの気持ちを理解し、罪に問うことはなかった
※おい、イタリア警察!!!!!!!!!!!

特に捜査に進展もないので自宅に帰ることにした二人。
リンダは一人になるのがイヤだから帰らないでと訴えるが、
明日の朝リンダに電話することにし、
エンツォは紳士的に帰宅するのだった。
スクリーンショット 2014-08-20 22.51.46(2).png
※リンダと部屋で二人きりになってからのエンツォ、明らかに挙動不審です。
中学生男子が主人公のラブコメかよ、と言いたくなるくらいの落ち着かなさ。
まさかのエンツォ童貞疑惑浮上です。



一人になったリンダがシャワーを浴び終えると、
洗面所に自分のものではないデジカメが置いてある。
しかもそのデジカメには妹セリーヌの動画が!

驚いたリンダだったが、
さらに驚くべきことに、部屋にボルペが侵入していた!
スクリーンショット 2014-08-20 22.59.14(2).png
ボルペは、自分が逃亡する手助けをしてくれれば、
セリーヌの居場所を教えると言う。

一方、エンツォのもとには鑑識から連絡が。
セリーヌの写真に写っていた機械は点火器だという。
「点火器」と聞いてエンツォには全てが分かった。
「犯人のアジトは、廃業したガス会社の廃屋だ!」


※??????????????????????????( ゜Д゜)

慌ててリンダの自宅に戻るエンツォ。
しかし、リンダの家にはボルペがいる
リンダはエンツォに明日の朝もう一度来るように告げるが、
リンダの様子が余りにおかしいので、
エンツォはそこにボルペがいることを敏感に察知、
帰ったフリをして、自宅から出て来たリンダとボルペの後を追う

なぜか屋上に向かうリンダとボルペ
それを追うエンツォ。
エンツォとボルペの間で銃撃戦が始まる。
エンツォは拳銃だけれどボルペはショットガン。
圧倒的にボルペが優勢かと思われたが、
ボルペは肝臓の薬が切れてすでにフラフラだったこともあり、
エンツォがボルペを追い込み、
結果的にボルペは屋上から転落し、無残な死を遂げる。
スクリーンショット 2014-08-20 23.11.14(2).png
※世良正則ではありません。

ボルペが死んだことで、セリーヌの居場所は分からないままかと思われたが、
エンツォは「居場所は分かっている」と答える。
ところが、警察がボルペのアジトを捜索するものの、
セリーヌの姿は見当たらない
妹の居場所が分からないままになったことでリンダは激昂するが、
エンツォは「犯人は人殺しだからどうせ嘘に決まっている」と言う。
それに対してリンダは「自分だって」と言い返し、
エンツォを「嘘つき。この人殺し!」となじるのだった。

スクリーンショット 2014-08-20 23.17.08(2).png
※まさかの仲間割れですが、リンダが怒るのももっともです。
何の証拠もないのに監禁場所を特定し、
あっさり犯人を死なせてしまうんですから。
まったくもうイタリア警察って・・・・・・・・。


とある駐車場に駐められたタクシー
そのトランクにセリーヌは閉じ込められていた。
巡回中の警備員に気付き、
必死に存在をアピールするセリーヌ
不審な物音に気付く警備員。
と、そこで警備員の携帯電話が鳴る。
愛妻からの電話に「もうすぐ帰る」と答え、電話を切る警備員。
物音のするタクシーからは、多量の血痕が滴り落ちているのであった・・・・!
スクリーンショット 2014-08-20 23.22.45(2).png






い、いかがでしたでしょうか?!

実は久しぶりに観たのですが、
最初は「思ったよりもまともなサスペンスやん・・・・・・」と思いました。
が、
「彼は黄色」以降、どんどんおかしなことになっていきます。

何がおかしいのかまとめていきましょう。

①黄色=黄疸
私なら、「彼は黄色」と聞いたら、犯人は黄色人種なのかなとか、
黄色い服を着ているのかなとか思うのですが、
正解は黄疸が出ている、でした。
しかもそれがビンゴ。
予想のはるか斜め上の展開です。


②犯人の通っている病院が一発で判明
イタリアって行ったことないんですけど、それなりの広さだし、それなりの人口ですよねえ。
病院だって、一つしかないとかじゃないですよねえ・・・・・・?
なのにどうして病院が一箇所に限定され、
そして、初めてその病院を訪ねたその日のその時間に、
うっかり犯人が診察に訪れちゃったんでしょう・・・・・・。


③「点火器」だけでアジトを発見
いやいやいやいや、おかしいでしょ。
もう理由を述べるまでもなくおかしいでしょ。
イタリアって行ったことないけど、そんなにせまいの? ねえ。


④逃走手段をリンダに求める犯人
まだそこまで追い詰められている状況じゃないと思うんですけど、ボルペは自宅に捜索が入ったことを知ったのでしょうか。仮に知ったんだとしても、リンダの前に姿を現すなんて危険を冒すよりも、もっと逃げようがあったと思うんですが・・・・・・。


⑤主人公と犯人が同じ顔
「デビルマン」で、主人公とその親友を双子の俳優が演じていた以来の衝撃です。なぜ主人公と犯人を同じ俳優に演じさせたのでしょう。かつて殺人を犯したことのある主人公と、ド変態の犯人には共通する部分があると言いたかったのでしょうか。それにしては、主人公の内面の掘り下げ方が適当です。
主人公の過去設定、ほとんど生かされていません。


⑥結局、遺体の捨て場所の秘密って何だったんだよ!
6番目の被害者の遺体が遺棄されていた場所が、かつて犯人が暮らした孤児院だというのは分かりましたが、1〜5番目の被害者はどこに捨てられてたんだよ! あんなに意味ありげに「拒絶」の表れだとか言ってたくせに、どこに捨てたのか教えてくれないのかーい!




挙げればまだまだ挙がるのですが、
ストーリーの破綻具合は伝わったんじゃないかと思います。

タイトルの「ジャーロ」はイタリア語で「推理小説」や「推理サスペンス」という意味です。
が、同時に「ジャーロ」には「黄色」という意味もあります。
というか、もともとは「黄色」という意味なんです。

ダリオ・アルジェントは、かつて〈ジャーロ〉の分野で活躍していました。
『悦びの毒牙』、『わたしは目撃者』、『サスペリア2』などがそれに当たります。
今回の『ジャーロ』という作品で、
ダリオ・アルジェントが原点回帰すると話題になりました。
が、
〈ジャーロ〉=黄色=黄疸というあまりに短絡的な思いつき
この映画を作ったんじゃないかと疑わずにはいられません。


何でエイドリアン・ブロディがこの映画に出ちゃったのか
彼は脚本を読んで何も思わなかったのか、
色々問いただしてみたいのですが、
一人二役という難役をこなしたブロディにギャラが支払われなかったようで、
ブロディは製作会社を訴訟、裁判に勝訴しています。
だから言わんこっちゃない、という気もしないでもありませんが、
ホラー映画の金字塔とも言える『サスペリア』を作ったダリオ・アルジェントが、
現在ではここまで落ちぶれていることに一抹の寂しさを感じずにはいられません。




ただ、じゃあ、もうダリオ・アルジェントは好きではないか?と言うと、
全くそんなことはなく、むしろ、いまでも大好きな監督です。

ええ、ストーリーおかしいですよ。

でも、正直、ここ最近の作品の中では「ジャーロ」はマシな方だし(フォローになっていない)、
この訳の分からなさがダリオ・アルジェントの魅力とも言えるのです。


私は、ダリオ・アルジェントのファンはみんなドMだと思っています。


もちろん、私もドMです(キッパリ)


また改めてアルジェントの他の作品はご紹介しますが、
アルジェントは美しい少女をサディスティックに責めることが大好きなド変態野郎です。
そして、アルジェントによって責められる美少女の姿をワクワクしながら眺めるアルジェントファンは、
アルジェントと自分を同一化しているというより、
責められる美少女と自分を同一化していると思うのです。


ですから、アルジェントの作品を観て、
「わけわかんねえよ!」って思っても、
「クッソ、つまんねえ、金返せ!」って思っても、
その一方でニヤニヤと笑って満足感を得ているはずなのです。
少なくとも、私はそうです。


もちろん、
アルジェントが『サスペリア』のような歴史に残る名作を、
また撮ってくれる日が来ることを望んではいます。
が、そうでなかったとしても、
アルジェントのファンをやめることはないだろうと思うのです。




アルジェントの最新作は『ドラキュラ』です。
残念ながら、劇場公開を見逃してしまいました。
DVDもまだ入手できておりませんが、
近いうちに、いや、なるはやで観たいと思います。
観たら、ブログで紹介しますね(゚∀゚)


一日に数人であっても、
読んで下さる方がいることでやる気が湧きます。
また遊びに来て下さいね!
では、メルシーボークー!

↓ポッチリしてみてください。きっと幸せになれます(嘘)

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